オフィス、イベント、教育、コミュニティなど、さまざまなoviceの活用事例を、ユーザーの方々にご紹介いただくイベント「ovice FEST 2024」を、2024年2月16日(金)にoviceで開催しました。イベントでは全11セッションが行われ、さまざまな事例を紹介するとともに、CEOのジョンによるクロージングでは今後のoVice社としての動きなどについてお話ししました。
本イベントレポートでは、ユーザーの皆さまがなぜoviceを利用しようと思ったのか、そしてovice活用においてどのような点を工夫し、なぜ今後も使い続けて行きたいと感じてくださっているのかを元に紹介します。
今回のovice FEST 2024では、1つのovice上でAとBの2会場を設けて開催しました。A会場では主にオフィスに関する事例を、B開場では主に教育に関する事例を紹介しました。
リアルを超えるコミュニケーションをoviceで実現:スカラ
同社ではハイブリッド環境下でのコミュニケーション活性化をゴールにoviceを活用し、社内研修も実施しました。季節に合わせたレイアウトにしたり、新年会などのイベントを実施したりと、さまざまな工夫を行ったことで、組織の一体感醸成につながったことを紹介していただきました。
東京都主催「TOKYOテレワークアワード」大賞受賞。導入失敗からの逆転劇を紹介:アウンコンサルティング
ovice導入当初、SlackやTeamsと同様にコミュニケーションツールとして周知した結果うまく行かず、ワークプレイスとして位置づけ、エンゲージメント向上や離職率低下に寄与するもとしたところ、定着ができたというアウンコンサルティング。リモートワーク定着により人材採用面でもメリットが増え、今後は海外メンバーや社外にも展開していきたいとの希望を語っていただきました。
アウンコンサルティングのこうした取り組みは、東京都主催「第4回TOKYOテレワークアワード」大賞を受賞しました。
全国どこからでも働ける環境づくりを紹介:Bit Beans
Teams、チャットワーク、oviceという3つのコミュニケーションツールを使い分けて勤務しているBit Beans。社内で「ツールが多い」という意見がありながらも、「Teamsはしっかり会議する場、oviceはちょっとした会話をする場」などと定義することで定着させることができたそうです。oviceに季節に合わせたデコレーションなどを行うなど、ちょっとした「息抜き」の場を設けることで、生き生きと働ける環境づくりを行っています。
oVice社員によるoviceの活用方法を紹介:oVice
ovice上で相手が空いていそうな時の声かけの方法はもちろん、相手が会議中だった場合や、相手が誰か別の人と会話している状態でありつつも緊急度が高い案件のため話しかけたい場合にどうしているかなど、oVice社の社員によるoviceの使い方を紹介しました。
ITに明るくない会社のovice活用方法を紹介:ジック
保険代理店事業などを営むジックからは、社長から「DX」の号令を受け、解決策を探し、定着させたご担当者よりovice導入の過程の詳細をお話をいただきました。解決策探しにあたっては、「目に見える≒派手さ」と「効果がある≒課題を解決する」を意識したことや、若手社員と上層部を巻き込んでいった過程、ツール利用に対する納得感を醸成するため意識したことなど、細かな点でありながら非常に実践的な内容を共有いただきました。
フルリモートの開発現場でのovice活用:みらい翻訳
エンジニアを中心にoviceを活用しているみらい翻訳。新入社員や中途採用社員をフルリモートで受け入れるのが難しいと感じ、oviceを導入しました。拍手などの「音」も使ったコミュニケーションで社員同士の距離を縮められたことをお話し頂くとともに、無理に成果を求めず、「そこに一緒にいる」ということの大切さを紹介していただきました。
不登校の子どもたちの学びの場としてoviceを活用:学研WILL学園
不登校の子どもたちが、自宅から気軽にアクセスして学ぶ場としてoviceを活用している学研WILL学園。子どもたちの飲み込みが早く、早々に使いこなしてレイアウトを工夫したり皆で集まってゲームしたりした半面、時間が経つにしたがってマンネリ化が課題に。先生の自宅ルームツアーや子ども向けのお金に関するセミナー、就職説明会など、「来たくなる工夫」をすることで、活発な交流が行われる場づくりをしています。
この世から「不登校」という概念をなくすためのオンラインスクール運営:NIJINアカデミー
oviceを活用して開校したオンラインスクール「NIJINアカデミー」。この世から「不登校」という概念をなくしたいと考えて作られました。初めは顔出しも声だしもなかった子たちが、oviceでの交流を積み重ねることで数か月後には一緒に将棋をしたり、会話したりして関係性が醸成されてきたといいます。オンラインで関係が構築され、リアルでも会ってさらに関係が強固になり、オンラインでの交流もさらに楽しくなるという好循環が生まれていることを紹介して頂きました。
oviceを活用してオンライン留学を提供:Classmate
コロナを機に海外に出ることに不安を感じたり、長引く円安などの影響で留学を諦めてしまう人が多いなか、oviceを活用してオンライン留学を提供しているClassmate。留学には、放課後の雑談や教室間の移動での会話が起こるような「場」が大事だと考え、ビデオ会議ツールではなくoviceを採用したといいます。コロナ前はリアルで語学学校を運営していましたが、今ではオンラインを前提とした形に生まれ変わりました。気軽にオンライン留学する子どもを増やせたことにくわえ、先生達もフルリモートで働く環境ができたといいます。
仲間たちとイラストに関するやり取りを気軽にできるコミュニティで活用:イラスト大教室
自習室のような空間作りを目指しているコミュニティ「イラスト大教室」。ovice上では自由に話せるエリアや、協力しながら仕事を進められる会議室など、エリア分けをして交流しているそうです。また、月2回はみんなで集合する時間を設け、YouTube動画のクロッキー(速写)会などを開いているそう。社会人になると、仕事以外の友人関係で約束なくふらっと集まれる場所というのが少なくなりますが、気軽に集まる場としてoviceを活用し、簡単に相談できるところが重宝されていることをご紹介いただきました。
高校生のチャレンジを応援するセミナーをoviceで開催:三重大学
若者のチャレンジを応援する学びと交流の場として三重大学が設けている「メタバース有造館」。この「メタバース有造館」はoviceを含むさまざまなメタバースを活用して作られており、今年8月に開催された高校生対象の「学問探究セミナー」の企画のひとつとしてoviceを使った「メタバース有造館」が設けられました。セミナーは受講者と見学者に分けられ、受講者はoviceにアクセスして交流、見学者は別のメタバース上に映し出されたoviceの様子を見るという形で開催され、その様子をご紹介いただきました。
最後のセッションでは、oVice社 CEO ジョン・セーヒョンが「CEOが語る、oviceの未来(仮)」として、昨年の振り返りと新年以降のoViceの動きをご紹介しました。
「ovice東京半年支店」を開設するなど、これからの働き方を研究しながら、より良いサービス提供ができるよう努力していきます。「ovice東京半年支店」にユーザーの皆さまをオフィスにお招きし、交流会や意見交換なども行っていきますので、引き続きよろしくお願いします。