ベネッセが新たに開校した通信制サポート校「ベネッセ高等学院」。多様な学び方に対応する柔軟な教育環境を提供しており、生徒は通学スタイルはもちろん、オンラインを中心とした学習も選択できるなど、自分の興味や生活スタイルに合わせた学びを実現できます。
そんなベネッセ高等学院の入学式が、2025年4月6日(日)に実施。東京会場と大阪会場、そしてオンラインキャンパスとして活用されているoviceを接続し、3拠点をつないだハイブリッド形式での開催となりました。
本記事では、全国から約270人が参加した入学式当日の様子を中心に、ベネッセ高等学院の教育環境や、開校後の動きについて紹介します。
入学式には、東京・大阪会場以外の日本の各地域からも新入生や保護者約270人が参加し、新たな門出を迎えました。
式典は東京会場・大阪会場に加え、オンラインキャンパスであるoviceをつないで実施され、oviceには最大で約140人がアクセス。参加者がアバターで“着席”し、東京会場で行われている式典の映像を視聴していました。
入学式の冒頭では、学院長の上木原孝伸さんが登壇。「未来が予測できない時代だからこそ、自分の軸を持ち、自らの手で道を切り拓いてほしい」と語りかけ、「見つめる」「つながる」「決める」の3つのキーワードを生徒たちに贈りました。
このうちの「つながる」の実践の場として、ベネッセ高等学院で活用されているのがoviceです。上木原学院長は、「実際のキャンパスやovice上では隣に仲間がいる。自分の未来を広げるためにつながってほしい。友達作りはもちろん、新しい考え方に触れていくことはとても大事。ベネッセ高等学院では、未来を広げる仲間や先生たちがいるため、ぜひ積極的につながって世界を広げてほしい」と述べました。
その後、ベネッセグループの人気キャラクターである「しまじろう」や「ぽこ」、「かにまる」なども登場。幼少期から慣れ親しんできたキャラクターたちがスクリーンに映し出されると、oviceでも喜びのリアクションがあふれ、オンラインキャンパスならではの盛り上がりを見せていました。
さらに、スペシャルゲストとしてベネッセ高等学院の校歌を歌う歌手の相川七瀬さんがビデオメッセージを寄せ、夢をあきらめず自分の気持ちに正直であることの大切さを語りかけました。その後、ご本人がオンラインで登場し、参加者に向けて直接メッセージを送るサプライズも。oviceで参加していた生徒や保護者からは、大きな拍手がわき起こっていました。
入学式の後半では、新入生によるスピーチも披露されました。
オンラインスタイルでの学びを選択した生徒の一人は、「アザラシが大好きで、生態や保護活動に関わる仕事に就きたいと考えている」と話し、図鑑を読み込んできた自身の知識を生かして国内外の保護施設で経験を積みたいという将来の夢を語りました。
その上で、「ベネッセ高等学院なら、世界中どこにいても教育を受けられるので、自分の夢に向かって学びを継続できる」と語り、oviceを活用したオンラインキャンパスでの学びに期待を寄せていました。
式の締めくくりには、東京会場と大阪会場、オンラインキャンパスの3会場を同時につないで、ハイブリッド形式での記念撮影が行われました。
オンラインでの参加者は、ovice上に用意された大きな会議室に集まり、カメラをオンに。リアル会場の参加者と同じタイミングで笑顔を向け、画面越しにも一体となって写真撮影に臨みました。
それぞれのアバターが一つの空間に集まり、参加者が自らカメラをオンにして笑顔を見せ合う様子は、物理的な距離を超えてつながる「オンラインキャンパス」ならではの光景でした。
入学式翌日の4月7日にオリエンテーションが実施され、授業も本格的にスタートしました。生徒は自分のスタイルに合わせて、通学スタイルもしくはオンラインスタイルを選択していますが、どちらのスタイルを選んだ生徒も、ovice上のオンラインキャンパスに“通学”し、日々の授業やホームルームに参加しています。
こうした環境により、学びのスタイルが異なる生徒同士でも、同じ空間に“集う”ことができ、互いの存在を感じながら学び合える環境を提供しています。oviceの活用は、物理的な距離を越えてつながることで生まれる安心感や一体感を生徒に提供し、ベネッセ高等学院が目指す新しい学びのかたちを支えています。