ユースケース

オンラインイベントのメリット・デメリット、開催事例を紹介

2024-01-26

企業や組織にとって、自社のメッセージを直接届ける「イベント」は欠かせないコミュニケーションツールです。コロナ禍でオンライン化が進み、低コストでクリエイティブな運営が可能になりました。

ただし、オフラインの感覚で得られる「一体感」をオンライン上で作り出すのは難しい課題でもあります。会場で生まれる高揚感こそが、参加者や運営スタッフの感動を呼び、伝えたいメッセージの理解や関与の深まりにつながる大切な要素。つまり「感動体験」を提供できるかが、成功の鍵と言えるのです。

そこでこの記事では、オンラインイベントのメリットとデメリットに触れつつ、メタバース「ovice」を活用した事例を紹介します。臨場感のあるイベント運営で、オンラインながら参加者に感動を届けられる可能性を探りたいと思います。

すでに多くの組織が、バーチャル空間でイベントを開催しています➤活用事例(イベント)を見る

オンラインイベントのメリット

オンラインイベントは、その手軽さやコスト効率の良さから、今後ますます戦略的に活用されることが予想されます。ここでは、オンラインイベントの主なメリットを掘り下げ、その活用法について考察します。

①アクセスの容易さ

オンラインイベント最大の魅力は、どこからでも気軽に参加できる点にあります。地理的な制約がないため、全国、あるいは全世界からの参加が可能となり、イベントの頻度や規模を柔軟に調整できるようになります。参加者はパソコン一台あれば、どこにいてもイベントに参加でき、主催者側も会場の準備なしにイベントを開催できるため、双方にとっての負担が軽減されます。

②低コストでの開催

オンラインイベントのもう一つの大きなメリットは、会場費用がかからない、または非常に低コストで済む点です。

Zoomを使用する場合、無料プランでは100人の人数制限と40分という時間制限が設けられてしまいますが、バーチャル空間のoviceの場合は時間の制限はなく、スペースの広さの制限だけです。

これにより、オフラインイベントに比べて大幅なコスト削減が可能となり、予算を他の重要な項目に再配分できるようになります。

③ゲストへの予算配分

イベント自体は低予算で開催することができるので、スピーカーやゲストにお金をかけられるという点もメリットの一つです。オフラインであればゲストの方の楽屋やお弁当、場合によっては渡航費・送迎等も用意しなければなりませんが、オンラインであれば基本的に出演料のみです。これにより、より質の高いコンテンツ提供が可能となり、ゲストも参加しやすくなります。

オンラインイベントのデメリット

オンラインイベントは、人数制限があることや参加者に与えるインパクトが不足してしまう可能性や、会話のしづらさなどのデメリットが考えられる。

①人数制限がある

オンラインイベントは無限に参加者を受け入れられるわけではありません。使用するプラットフォームによっては、参加人数に制限がある場合が多く、特にZoomのウェビナー機能では、最大10,000人までという大規模なアクセスが可能ですが、一方向のコミュニケーションが主流となります。これは情報の伝達には適しているものの、参加者同士の交流や一体感を生み出すイベントには不向きな側面があります。また、ブレイクアウトルームを利用しても、複雑な人数制限や閉鎖的な空間が新たな課題を生み出します。

②盛り上がりに欠け、記憶に残りづらい

オンラインイベントは、物理的な空間での体験と比べて、盛り上がりに欠ける傾向があります。ディズニーランドのような実体験では、周囲の人々や環境から受ける刺激が感動や記憶に深く関わってきますが、オンラインではこれらの外的要素が欠如しています。その結果、イベントの印象が薄れやすく、参加者の記憶に残りにくいという問題があります。

③コミュニケーションが難しい場合も

オンライン環境では、ゲストスピーカーが話しにくいという課題もあります。参加者の反応が直接見えにくいため、話し手は聴衆の温度感を掴みにくく、オフラインイベントのように自然なコミュニケーションを取ることが難しくなります。これは、オンラインミーティングやイベントにおける永遠の課題とも言えます。

メタバースがオンラインイベントの可能性を広げる

オンラインイベントが提供する利便性とコスト効率の良さは魅力的ですが、参加者にとっての体験感や交流の深さには限界がありました。しかし、メタバース技術を駆使することで、これらの課題を克服し、オフラインイベントに近い没入感と交流の機会をオンライン空間で実現することが可能になります。特に、バーチャル空間プラットフォーム「ovice」の利用は、この新たな可能性を広げる一例です。

事例① すごい知財EXPO

  • 知財業界「年に1度のお祭り」
  • 株式会社知財塾 取締役 湯浅氏

< oviceを利用した理由>
従来のオンライン会議ツールでは「講演会」は再現できても 「展示会」の再現は困難でした。また、その他のオンライン展示会ツールでは、チャットなどを活用することにより「出展者と各参加者の1対1のコミュニケーション」は可能でしたが、参加者同士の交流や、出展者から参加者に話しかけるなど、オフラインでは自然と発生していたコミュニケーションをすることができませんでした。

しかし、oviceのメタバース空間ならリアル展示会の雰囲気をそのまま「インターネット空間にもっていく」ことが可能だと考え、導入を決めました。

< 実際に利用してみて >
参加登録人数も2400名を超える大盛況で、講演会も同時接続者数が400名を超える盛り上がりでした。出展者の方々からも商談や採用につながったとの声を多くいただき、満足度の高いイベントにできたことが何よりも嬉しかったです。

また、地方在住の方や、日中は業務の関係で会社を抜け出すのが難しい方であっても、オンラインであれば気軽に参加ができる点が好評でした。

2023年2月には「すごい法務EXPO」と銘打って、GVA TECH 株式会社が法律業界で同じようなイベントを主催します。このイベントをきっかけとした「オンライン展示会」の広がりの先駆者になれた点も嬉しく思います。

関連リンク:すごい知財EXPO’22すごい法務EXPO

事例② 日本情報通信 懇親会

  • キックオフミーティング後の700名超の懇親会で利用
  • 執行役員 コーポレート企画部長 鎌田氏

< oviceを利用した理由>
従来使用していたオンライン会議ツールでは上限をはるかに超えてしまうため、oviceを利用しました。

< 実際に利用してみて >

バーチャルオフィス上にイスを並べると、特に案内がなくともアバターで椅子に着席してくれるので、声がかぶらないように座席を配置しました。こうすることで、一点に人が集まりすぎずコミュニケーションも取りやすくなりました。ovice宴会で手配した食事も、とても好評でした。

事例③ TDYリモデル博

  • TOTO、DAIKEN、YKK APの3社による共同開催のイベント「TDYリモデル博」
▲TDYリモデル博でのセミナーの様子

< oviceを利用した理由>
本イベントはリフォームを検討されている一般のお客様と、リフォーム店や流通店といったビジネスユーザーを対象としたイベント。リモデルや暮らしというテーマは、受動的にコンテンツを享受するだけだとどうしてもイメージがつきづらいことが課題としてあげられていました。そこで、「インパクトのある体験」を提供するため、双方向のコミュニケーションも可能なメタバース、oviceを選択することになりました。

oviceは他の多くのメタバース関連サービスと違い、2次元のサービス。初めて触った時の操作性の良さ、ハードルの低さにも魅力を感じています。

< 実際に利用してみて >
バーチャル空間上でステージに近づいて、席に座ってセミナーを聞く。そして、講演が終わったら、みんなで拍手を贈る。このようなリアルに近い体験が、オンラインで実現されていることを実感しました。来場の皆さんにその場の空気を共有いただける「参加型」のイベントが実現し、今回、メタバースを活用したイベントにチャレンジしてよかったと感じています。

また、コロナが仮におさまったとしても、完全にリアルに戻る必要はないと気づけたことも大きな収穫です。「物理的制限のなさなどのオンラインのメリットを活かしつつ、リアルに近い体験を提供できる」というメタバースの可能性を体感でき、こうした面でもよい機会となりました。

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oVice|オンライン開催「TDYリモデル博」3社が語る舞台裏 目指すのは“新しいイベントの形”

事例④ NECソリューションイノベータ 全社コミュニケーションイベント

  • 社員数1万人超 NECグループ企業で、eSports+αの親睦会
  • NECソリューションイノベータ 鈴木さん

< oviceを利用した理由>
昨年は「eSports」をテーマに開催したが、関心のない層に足を運んでもらうことが難しくなってしまったと感じていました。

様々なタイプのコンテンツを組み込んでオンラインで開催したいと考えた結果、oviceを会場とするアイデアにたどり着きました。

今回はイベント全体では累計5,100人、ovice会場にも累計1,700人が足を運んでいただいたのですが、テーマ別(コンテンツ別)のoviceのフロアに入場してもらう形でイベントを開催しました。oviceの最大アクセス可能人数500人のフロアを6階建てにしています。

< 実際に利用してみて >

oviceでは会場に誰がいるのかをアバターの形で俯瞰で確認できます。これにより、「集まっている」感じが演出できたと思います。コンテンツの多様性から、社員だけでなく、そのご家族の方の参加も多く、会社のこともわかってもらう機会になりその点もとてもよかったです。

メインコンテンツとして開催したeSportsですが、作戦会議など「他のチームに聞いてほしくない会話」をする際にはoviceの会議室機能が役立ちました。

▲NECソリューションイノベータ 全社コミュニケーションイベント メイン会場

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oVice|社員数1万人超 NECグループ企業で、eSports+αの全社コミュニケーションイベント

oviceを活用してオンラインイベントを成功させよう

オンラインイベントの企画にあたり、単にオフラインの内容をオンラインへ転換するだけでは、参加者に新鮮な体験や満足感を提供することは難しいかもしれません。しかし、メタバースのような革新的な技術を駆使し、イベントの目的や参加者の期待に応えるための戦略的なオンライン活用が求められています。

oviceをはじめとするオンラインイベントプラットフォームは、この新しい挑戦をサポートしています。これらのプラットフォームを活用することで、参加者にとって記憶に残る感動的な体験をオンライン上で実現することが可能です。oviceでは、イベントの目的達成をサポートする多様な機能とサービスを提供しており、オンラインでのイベント開催を検討している企業や団体にとって貴重なリソースとなり得ます。

オンラインイベントを成功に導くためには、テクノロジーの活用だけでなく、参加者のエンゲージメントを高める工夫や、イベント独自の価値提供が重要です。oviceのようなプラットフォームを活用することで、オフラインでは実現困難だった新しい形式のイベントや、より幅広い参加者との交流が可能になります。

ぜひ、oviceの活用事例を参考に、オンラインイベントの企画・実施において、戦略的なアプローチを取り入れ、参加者に忘れられない体験を提供してみてください。オンラインでの感動体験を通じて、イベントの価値を最大化しましょう。

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